営業時間 8:00~17:00
tel.03-5942-5768
エアコン内にカビが繁殖する原因として、湿度・温度・ホコリなどの養分が挙げられます。
カビは、気温20~30℃、湿度70%以上で、ホコリといったエサが豊富な状態がそろうと繁殖しやすいとされています。
エアコンの設定温度が繁殖しやすい温度と重なっているため、それ以外の2つ、湿度と養分に関しての対策をご紹介します。
夏場は特に、冷房や除湿運転でエアコン内部に結露が溜まりやすいので、使用後は1~2時間程度の「送風運転」をして、内部を乾燥させるようにしてください。内部クリーンの機能があれば、それで構いません。
送風機能がない場合は、室温が30度以下の時に冷房の温度を最高温度にして運転してください。
(室内温度よりも高い温度にすると熱交換の必要がないため結露しません。)
冬季は湿度は低いですが、加湿器を使用している場合にはカビが繁殖する可能性があります。
また夏季に繁殖していたカビが残ったまま、温風で室内に拡散されることもありますので、注意が必要です。
カビやホコリなどのにおいがする場合は、暖房を30度にして運転してください。
エアコンを使用しない期間も、月に一回程度は送風運転をすると良いでしょう。
※ちなみに、繁殖してしまったカビは内部を乾燥させることである程度は死滅しますが、完全とは言えませんので、気になる場合は業者に清掃をしてもらってください。
ホコリなどは、カバーをあけてすぐのところにあるフィルターに溜まりますが、フィルターの目より小さいホコリはすり抜けてしまいますので、フィルターとフィン(熱交換器)は掃除機でホコリを取るようにしてください。
季節関係なく、使う期間は2週間に1回程度は掃除をしていただくと良いでしょう。
お掃除機能のついている機種は、自動的に掃除をしてくるのでベーシックモデルのエアコンよりも清掃頻度は少なくなりますが、全く気にかけなくていいわけではありません。
お掃除機能は、「ダストボックスに溜めていくもの」と、「自動清掃されたホコリを屋外へ排出するもの」の2つの方式があります。
ダストボックス方式の場合は、ダストボックスのホコリを定期的に捨てないと、ホコリがあふれかえってうまく機能しなくなってしまうことがあります。
排出方式の場合は、ホコリがホースから屋外に排出されますが、このホースにホコリが詰まってしまったり、中に残ってしまうことがあります。
使用環境にもよりますが、場合によっては機能不全になってしまいますので、時々メンテナンスしてあげるようにしてください。
フィルターの掃除は、カビ対策だけでなく節電にも効果がありますのでおすすめです。
エアコン内部を乾燥させること、フィルターの掃除・付着した汚れの清掃、以上の2つに気を付けて、快適にエアコンを利用してください。
関連記事:
コラム「夏を快適に過ごすために、まず掃除を」